FYIやEODの次はこれ!外資系の現場で使われる最新のビジネス略語を紹介
外資系企業に転職して、最初に驚くのがチャットやメールで飛び交う謎のアルファベットですよね。FYI(ご参考まで)やEOD(今日中に)は知っていても、次から次へと知らない略語が出てきて焦ることもあるはず。
この記事では、現場でリアルに使われている「今さら聞けない略語」を分かりやすくまとめました。これを覚えれば、明日からのやり取りがぐっと楽になりますよ。
FYIやEODの次にすぐ使える!外資系の現場で必須の略語
チャットやメールのスピードが速い外資系では、文字を打つ時間を削るために略語が多用されます。でも、意味を知らないと「なんて返せばいいの?」と手が止まってしまいますよね。まずは、毎日必ず目にする基本の3つからマスターしましょう。
教えてほしい時に便利な「LMK」
LMKは「Let Me Know」の頭文字を取った言葉で、「あとで教えてね」や「知らせてほしい」という意味です。相手に何かを確認してほしい時や、予定が決まったら教えてほしい時に文末に添えます。
「Tell me」よりも少し柔らかいニュアンスなので、同僚にも上司にも使いやすいのが特徴です。返信のスピードよりも、情報を共有してもらうことを優先したい時に使うと便利ですよ。
- 予定が決まったらLMK!
- 資料の確認が終わったらLMK!
- ランチの場所が決まったらLMK!
返信不要で相手を気遣う「NRN」
NRNは「No Reply Necessary」の略で、「返信はいりませんよ」という意味です。相手が忙しい時に、無駄な返信の手間をかけさせないための優しさとして使われます。
例えば、ただの共有事項や「了解しました」という報告に対して、相手がわざわざ「わかりました」と返す必要がない時に添えます。これを使いこなせると、相手の時間を尊重できる仕事がデキる人だと思われます。
- 資料を送っておくね(NRN)
- 明日の会議は10時からです(NRN)
- この情報は共有まで(NRN)
未定の項目に添える「TBD」と「TBC」
TBD(To Be Determined)は「これから決める」、TBC(To Be Confirmed)は「確認中」という意味です。会議のアジェンダやスケジュール表で、まだ確定していない場所や時間に書き込まれます。
外資系では「決まってから書く」のではなく「決まっていないことを明示する」のがルールです。空欄にするのではなく、この略語を書いておくことで「忘れているわけじゃないよ」と周囲に伝えられます。
- 会議室:TBD
- 参加者:TBC
- 開始時間:TBA(追って発表)
チャットの返信が楽になる!日常的に飛び交うビジネス略語
外資系ではSlackやTeamsといったチャットツールがコミュニケーションの主役です。一秒でも早く返信することが重視されるため、短い略語が好まれます。ここでは、キーボードを叩く回数を減らしてスマートに返信するための略語を紹介しますね。
すぐに戻ることを伝える「BRB」
BRBは「Be Right Back」の略で、「すぐ戻ります」という意味です。オンライン会議の合間にお手洗いに行ったり、急な来客で席を外したりする時にチャット欄に打ち込みます。
「ちょっと席を外します」と丁寧に書くよりも、BRBと打つ方がスピード感があります。戻ってきたら「I’m back」と一言添えるのが、チームへのちょっとしたマナーです。
- コーヒーを淹れてくるからBRB
- 宅急便が来たのでBRB
- 電話がかかってきたからBRB
自分の意見を添える時の「IMHO」
IMHOは「In My Humble Opinion」の略で、「私のつたない意見ですが」という意味です。少し謙虚な姿勢を見せつつ、自分の考えを伝えたい時に使います。
自分の意見を押し付けるのではなく、「一つの案として聞いてね」というニュアンスが含まれます。強い口調になりがちなテキストコミュニケーションで、場の雰囲気を和らげるのに役立ちます。
- IMHO、こっちのデザインの方がいいと思う
- IMHO、締め切りを1日延ばすべきかな
- IMHO、このプランはリスクがあるかも
感謝を短く伝える「TYVM」
TYVMは「Thank You Very Much」の略です。チャットで何かを助けてもらった時や、資料を送ってもらった時にサッと送ります。
「Thanks」だけでは少し素っ気ないと感じる時に、Very Muchまで込めることで丁寧さを出せます。感謝の気持ちを溜め込まず、こまめに伝えるのが外資系でチームとうまくやっていく秘訣です。
- 資料の修正ありがとう!TYVM
- 教えてくれて助かった、TYVM
- リマインドしてくれてTYVM
会議で置いていかれないために知っておくべき略語
会議中に知らない言葉が出てくると、話の筋道が見えなくなってしまいますよね。外資系の会議では、単なる略語だけでなく「動作」を表す言葉もよく使われます。議論のテンポを落とさないために、これらの表現を耳に馴染ませておきましょう。
情報をすり合わせる「Sync」の呼びかけ
Syncは「Synchronize(シンクロ)」の略で、「情報をすり合わせる」という意味です。「会議」というほど堅苦しくなく、「ちょっと認識合わせしようよ」という時に使われます。
「Let’s sync up」と言われたら、5分から10分程度の短い打ち合わせを指すことが多いです。お互いの進捗を確認し、認識のズレがないかを確認する大切な作業です。
- 午後の空き時間にSyncしよう
- この件、あとで1対1でSyncさせて
- 週明けに一度、進捗をSyncしましょう
深掘りして議論する「Deep Dive」
Deep Diveは、特定の問題やデータについて、表面的な話ではなく「深く掘り下げる」ことを指します。単なる報告会議ではなく、原因を突き止めたり解決策を練ったりする時の合図です。
「Let’s do a deep dive into this issue」と言われたら、数字や根拠をしっかり用意しましょう。じっくり時間をかけて、議論を突き詰める姿勢が求められる場面です。
- 売上減少の原因をDeep Diveする
- 顧客アンケートの結果をDeep Diveしよう
- 新しいシステムの仕組みをDeep Diveして理解する
資料を指す時に使う「Deck」
外資系では、プレゼン資料やスライド一式のことを「Deck(デッキ)」と呼びます。トランプの束をイメージすると分かりやすいかもしれません。
「Could you send me the deck?」と言われたら、パワーポイントのファイルを送ってほしいという意味です。日本人がよく使う「レジュメ」や「資料」よりも、現場ではDeckの方が一般的です。
- 会議用のDeckを共有するね
- 次のプレゼンに向けてDeckを直しておいて
- 去年の企画のDeckが見たいな
「いつまで?」や「休みます」を伝える時のスマートな表現
締め切りや自分の予定を伝えるのは、仕事の基本中の基本です。ここを曖昧にすると、チーム全体の動きを止めてしまうことになりかねません。正確に、かつ短く伝えるための略語を使って、スケジュール管理のプロを目指しましょう。
休暇や外出を知らせる「OOO」
OOOは「Out of Office」の略で、「オフィスにいません(外出中・休暇中)」という意味です。メールの自動返信のタイトルにも「OOO until Monday」のように使われます。
カレンダーに「OOO」と入れておけば、周りの人は「今は連絡が取れないんだな」と分かってくれます。休みを取ることを隠さず、オープンに伝えるのが外資系の風通しの良い文化です。
- 明日はOOOなので連絡は月曜に!
- お昼の1時間はランチでOOOです
- 急用で午後からOOOになります
締め切りを指定する「COB」
COBは「Close of Business」の略で、「その日の就業時間まで」という意味です。EOD(その日の終わり)と似ていますが、より「仕事が終わる時間」を強調しています。
「Please send it by COB today」と言われたら、相手が退勤するまでに送る必要があります。自分の感覚での「今日中」ではなく、相手の仕事時間に合わせるのがプロのマナーです。
- 金曜のCOBまでに提出してください
- COBまでには返事をします
- 今日のCOBに会議を設定したよ
週末までに終わらせる「EOW」
EOWは「End of Week」の略で、「今週中(基本は金曜の終わり)」を指します。月曜日や火曜日に「EOWでいいよ」と言われたら、少し余裕を持って作業できる合図です。
逆に木曜日に言われたら、金曜の夜までには必ず終わらせなければなりません。週を跨がないように仕事を片付けるリズムを作るのに便利な言葉です。
- このタスクはEOWまでに終わらせよう
- EOWに一度、まとめて報告するね
- EOWの時点で進捗をチェックしよう
同僚との距離が縮まる!フランクなやり取りで使う言葉
外資系は仕事に厳しい反面、同僚同士のやり取りは意外とフランクです。堅苦しい言葉を並べるよりも、こなれた表現を使う方が「仲間」として認められやすくなります。チャットの雰囲気を少し和らげる、便利な言葉を見ていきましょう。
了解したことを伝える「Noted」
Notedは「了解しました」「承知しました」という時の定番の返事です。「OK」よりも少しプロフェッショナルで、「Understood」よりも軽やかな響きがあります。
一言「Noted」と打つだけで、相手に「ちゃんと読んだよ」と伝えられます。短いけれど、相手を安心させるために欠かせない一言といえます。
- 指示の内容、Noted!
- 会議の時間変更、Noted
- 注意点について、Notedです
手短に共有する「TL;DR」
TL;DRは「Too Long; Didn’t Read」の略で、「長すぎて読んでいない」が元々の意味です。ビジネスでは「要約すると」や「手短に言うと」という前向きな意味で使われます。
長いメールや報告書の冒頭に「TL;DR」と書いて要点をまとめると、忙しい相手から喜ばれます。結論を先に知りたい外資系の人たちにとって、最高の気遣いになります。
- TL;DR:プロジェクトは予定通り進んでいます
- TL;DR:予算が少し足りません
- TL;DR:明日の会議は中止です
後で確認することを約束する「Circle back」
Circle backは、今は答えが出せないけれど「後でまたその話題に戻る」という意味です。議論が横道に逸れた時や、追加で調べる必要がある時に使われます。
「Let’s circle back on this later」と言えば、その場をスムーズに次の議題へ進めることができます。忘れないように、あとできちんと回答するのがセットのルールです。
- 来週の定例会でCircle backしよう
- 数字を確認してから、またCircle backするね
- このプランについては後でCircle backさせて
プロジェクトの状況を一瞬で共有するためのビジネス略語
プロジェクトを回していると、今の状況をパッと伝えなければならない場面が多いですよね。そんな時、いちいち長い文章を打っていては仕事が進みません。状況を一瞬で伝えるための「ショートカット」を覚えておきましょう。
絶賛作業中を意味する「WIP」
WIPは「Work In Progress」の略で、「現在作業中」という意味です。まだ完成していない資料を共有する際、「WIPですが共有します」と添えることで、未完成であることを伝えられます。
100%の完成度を待ってから出すよりも、30%の段階でWIPとして共有し、フィードバックをもらうのが外資系の勝ちパターンです。仕事のスピード感を周囲にアピールするのにも使えます。
- 今週のレポート(WIP)を添付します
- このタスクはまだWIPの状態です
- WIPですが、方向性はこれで合っていますか?
対応が終わったことを示す「NFA」
NFAは「No Further Action」の略で、「これ以上の対応は不要」という意味です。問題が解決し、自分のタスクが完了したことをチームに知らせる時に使います。
「Done」よりも明確に「これ以上動かなくていいよ」というニュアンスが伝わります。仕事の終わりをはっきりさせることで、チームの脳のメモリを空けることができます。
- この不具合についてはNFAです
- 承認をもらったので、この件はNFA
- 確認完了。NFAでお願いします
優先順位が高いことを伝える「ASAP」の本当のニュアンス
ASAPは「As Soon As Possible」の略で、「なる早で」という意味です。非常に有名ですが、実は外資系の現場では「最優先で今すぐ!」というかなり強い響きがあります。
安易に使うと相手を急かしすぎてしまうので注意が必要です。 本当に火急の時だけ使うか、具体的な時間を添えて「ASAP, ideally by 3pm」のように伝えるのがスマートです。
- サーバーが落ちたのでASAPで対応して
- 至急の承認が必要。ASAPでお願いします
- ASAPだけど、無理なら教えてね
使い方を間違えると危ない?現場でのマナーと注意点
便利な略語ですが、魔法の言葉ではありません。使う相手や場面を間違えると、「失礼な人だな」と思われてしまうリスクもあります。外資系ならではの自由な社風の中でも、最低限守るべきマナーを学んでおきましょう。
目上の人に使っていい略語とダメな略語
いくらフランクな外資系でも、上司や役員に対して砕けすぎた略語を使うのは避けましょう。BRBやTYVMといったチャット用の崩した表現は、気の置けない同僚の間だけに留めるのが無難です。
一方で、FYIやTBD、COBといった仕事の効率に関わる略語は、目上の人に使っても失礼にはあたりません。むしろ、簡潔に報告することで「忙しい上司の時間を奪わない」という気遣いとして評価されます。
- 上司には「FYI」や「Noted」を積極的に使う
- 砕けた表現(TYVMなど)は相手との距離感を見て判断する
- 迷ったら略語を使わず、フルスペルで書く丁寧さも大切
社外のクライアントには避けるべき表現
会社の外の人、特にクライアントに対して社内用の略語を使うのはおすすめしません。相手がその略語を知っているとは限りませんし、軽すぎる印象を与えてしまう可能性があるからです。
たとえ相手が外資系企業であっても、初めてのやり取りや公式な契約の場では、正しい英語で書くのが鉄則です。信頼関係が築けてから、少しずつ相手のペースに合わせていくのが大人の対応です。
- 社外メールでは略語を控え、丁寧な文章を心がける
- 相手が略語を使ってきたら、同じレベルで合わせる
- 業界特有の共通言語であれば使ってもOK
カタカナ語と略語を混ぜすぎないコツ
「このDeckをDeep DiveしてSyncしよう」のように、略語を詰め込みすぎると、何を言っているのか分からなくなります。いわゆる「意識高い系」に見られてしまい、周囲から浮いてしまうこともあります。
大切なのは、相手が理解しやすいかどうかです。略語はあくまでもコミュニケーションを速くするための手段であって、目的ではありません。 自然な文章の中に、スパイスとして混ぜる程度が最も美しく、相手に伝わります。
- 一文の中に略語を詰め込みすぎないよう意識する
- 日本語と略語のバランスを考え、リズムを整える
- 「伝わることが一番」という原点を忘れない
まとめ:ビジネス略語を使いこなして外資系の波に乗ろう
外資系の現場で使われる略語は、最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえばこれほど便利なものはありません。大切なのは、形から入るのではなく、相手への気遣いやスピード感を大切にする「外資系マインド」を略語に込めることです。
- LMKやNRNを使って、相手の返信の手間や時間をコントロールする。
- 会議ではSyncやDeep Diveを使い分け、議論の深さを共有する。
- OOOやCOBで自分のスケジュールを明確にし、周囲との連携をスムーズにする。
- WIPやNFAを使って、プロジェクトの進捗を瞬時にチームへ伝える。
- 相手や場面に合わせて略語を使い分け、プロとしての信頼を築く。
一歩ずつ新しい言葉を自分のものにしていけば、いつの間にかチームの中心でバリバリと働いている自分に気づくはずです。まずは今日、チャットの一言に「Noted」や「LMK」を添えてみることから始めてみませんか。
